白米母の暮らしの記録

なんでもない日々の暮らしの記録が、いつかどこかで誰かのお役に立ちますように

【たまには海外小説を① 「赤いモレスキンの女」】

何年振りかの海外小説。

アントワーヌ・ローラン「赤いモレスキンの女」を読みました。

 

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出産後は、どうにもこうにも子育てに迷ってばかりで(現在進行形)、子育てに関する本がメインになっていました。

子育てに関する本を色々と読んできて、子育ては努力でどうにかなるものではない、と言うことだけは学びました。

本から得た知識は時に助けてはくれるけれど、時に自分の首を絞めることにもなり得る。

 

だから肩の力を抜いて、ほどほどにしよう、と思って方向転換中。

久しぶりに海外小説を手に取りました。

 

物語は、”赤いノート”でつながっていきます。

原書も英訳もタイトルは"赤いノート”だけれど、和訳はノートではなくてモレスキンにしたのも、賛否両論あれど私は好きです。

 

書店主と赤いモレスキンの女がどうつながっていくのか、それを追いかけるのが楽しくて、まだ終わらないでーと思いながら、一気に読みたいところをちびちびと読み進めておりました。

期待を裏切らない(私の)終わり方で、とても清々しい気持ちに。

この本選んで良かったな。

 

読書好きなら、モディアノも二人をつなげる重要人物であることも、堪らなく素敵なポイントだと思うのですが、どうでしょう。

タブッキやペソアの名前もちらり。

 

読了後に知ったのは、「赤いモレスキンの女」はカミラ夫人の推薦本のうちの一冊なのだそうです。

thequeensreadingroom.co.uk

 

カミラ夫人は読書家として知られているのですね。

The Queen's Reading Roomで紹介されている本を読んでいくのも楽しそうです。

 

しばらくは海外小説にハマりそうな予感。